in other words
創作同人サークル「ANEMA E CORE」の近況報告と、日々の出来事や感じた事を同人的に綴っています。 色んな意味でマイノリティな感じです。

私の漫画にはマイノリティが沢山出てきます。
性同一性障害、同性愛、半陰陽、混血、外国籍、異なる能力を持って生まれた人、他にも沢山。
当事者の人たちが読んだら気を悪くするかもしれないけれど、私はマイノリティが悪いことだとは思っていません。
それだけは誤解のないようにお願いします。
TBのお題「理想のタイプ」でも書きましたが、主人公には「差別をしない」という役割を与えました。
私自身がそうなりたいから。
現実にはなかなか難しい。
異なる考え方が理解できないこともある。
理解できないものを悪とするよりは、理解できないものがある事実を認めたい。
私はヘテロです。
生まれ持った性別に違和感を感じたこともない。
だからセクシャルマイノリティ当事者の悩みや苦しみは判らない。
当事者が書いた本やドキュメンタリー番組から想像するしかない。
自分なりに受け止めたいから。
自分のマイノリティを否定されて辛い思いをしたから。
自分がされて嫌だったことを他の人にしないための努力です。
私のマイノリティは血液型。
O型のRh-。
ボンベイ型に比べれば大したことはありませんが、少数派であることには間違いない。
だから事故などで緊急に輸血が必要になった時、+の人よりリスクが高くなってしまう。
そのリスクを少しでも下げるため、親は小学校の名札の血液型の欄にRh-と書き続けましたし、私も初対面の人たちと血液型の話になった時は、積極的にマイナスであることを話しました。
「珍しい血液型だからって自慢しないでよ」
そう言われた瞬間、子供だった私の価値観が崩れました。
珍しいことを吹聴するのは悪いことだと思ってる人がいるなんて思ってなかったから。
それに私にとっては万が一の時、命に関わること。
それも理解してもらえなかった時の落胆。
その後も血液型の件では色々と嫌なことを言われました。
私の母は保護者面談で小中高、全ての担任に「変わったお子さんですね」と言われたので、多分私は変わってるんでしょう。
でも「普通」と明確にどこがどう違うのか自覚できない。
それを血液型のせいにされるのが一番辛い。
私と同じ思いを他の人にさせないように。
もし傷つけてしまったら、素直に謝れるように。
そういう人間になりたい。
そんな意味も込めて漫画を描いています。


2012.08.26.
ガタケット123
H-05a
2012.09.30.
新潟コミティア23
2012.10.07.
SCC SPARK7
サークル ANEMA E CORE
コミティア以外は特撮で出ています。








